IUD(子宮内避妊器具)

子宮内に器具を挿入することで、受精卵の子宮内膜への着床を妨げるものです。また最近IUDの支柱に銅線を巻きつけて、より避妊効果の高いものが開発されています。当院で採用しているIUDは、一度挿入すると約5年間避妊効果が持続します。避妊効果は97%といわれています。出産後で授乳中の女性にはピルの内服による避妊は、母乳に影響を与えるため適さず、この方法が適しています。挿入は比較的簡単で月経開始後7日以内に医師の問診を受けた後その場で挿入が可能です。その後1年に2〜3度の検診で器具の挿入を確認します。5年経過すれば、交換が必要です。

副作用として挿入後に時として月経量が増えたり、月経以外の時期に少量の出血をともなうこともありますが、一度挿入すれば、ピルのように毎日同じ時間に内服しないといけないような煩わしさはありません。
経産婦さんの方が挿入しやすいです。
費用は保険外=自費診療となります。