日帰り手術
 
  人工妊娠中絶(自費診療)

やむなく妊娠継続を望まれず、中絶を希望される方に日帰り手術を実施しています。
手術は子宮への負担を少なくするため、出血量も少なく手術時間も短い吸引法のみで行っています。

掻爬法と比較すると、術中・術後の痛みやトラブルも吸引法の方が圧倒的に少ないことが証明されています。

厚生労働省から2013年に出された日本国内10万症例を解析した報告では、

掻爬法は吸引法に比べて

手術中の子宮穿孔が7倍以上、取り残しによる再手術が5倍以上多いことが分かっています。
更にその他の合併症(頚管裂傷、手術中・術後の大量出血、重症感染症、アナフィラキシー)も明らかに多いです。

そのため世界的にはWHOが、国内でも厚生労働省が、吸引法のみで手術を行うことを医師に対して強く勧告しています。

それにも関わらず、なぜか日本では従来法である掻爬法に拘って手術する医師が圧倒的に多いです。
これは手術を行う医師の慣れの問題といわれています。
頭では吸引法が安全だと分かっていても、今まで掻爬法でしかやったことが無いため、今更吸引法には変更出来ないのです。
更に吸引法でやっているという施設でも、吸引法と掻爬法の併用で行っている施設が殆どです。もちろん吸引法のみと比べると、吸引法と掻爬法を併用した方がリスクは確実に上昇します。

術前の血液検査は別途必要(自費)となります。
 
妊娠12週以降の手術は行っておりません。
喘息などの合併する病気がある場合、お断りすることがあります。

手術をご希望される場合には、一度受診してご相談下さい。
電話での手術の説明や予約は行っておりません。