子宮内膜症・子宮腺筋症 |
子宮内膜症は、本来子宮の内腔のみにあるべき子宮内膜細胞がそれ以外の場所(多くは骨盤内の卵巣周囲やダグラス窩)で増殖する病気です。癌のような悪性の病気ではありませんが、なぜか近年増加傾向にあります。
一般女性のおよそ6%が罹患しているといわれています。
子宮内膜症は女性にとっては生理痛、性交時痛、そして不妊症や不育症の原因にもなるやっかいな病気です。なかには症状が乏しいにもかかわらず、知らないうちに卵巣にのう腫が出来ている場合もあります(いわゆるチョコレートのう腫)。
子宮腺筋症は子宮の筋層内に内膜症の組織が増殖するもので、子宮の肥大化や生理痛、過多月経による貧血を引き起こす病気です。
もちろん不妊症の原因ともなるやっかいな病気です。
治療としてはほぼ同様の治療が行われ、痛みに対する鎮痛剤、漢方療法、低用量ピル療法、ホルモン療法、腹腔鏡下手術などがあります。
当クリニックでは子宮内膜症・子宮腺筋症で悩む女性に対してそれぞれの女性に応じたきめ細かな対応を心がけております。